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建築家・谷尻誠さんの本『CHANGE』を読んで

今最も注目される建築家、谷尻誠さん。

谷尻誠さんの本、CHANGEを読んで感じたことを書きました。
本の詳しい説明や本の内容についての解説ではありません。

不便こそがセンスの鍵。「便利」ってホントに便利? という見出しの文章がありました。

谷尻さんが生まれ育ったのが広島の三次(みよし)という田舎で自宅がすごく不便だったそうです。その不便な生活が、後で振り返ってみた時に、色々考えたり行動する元となり実は豊かだったという話しでした。

かなりはしょりましたので、詳しい内容を知りたい方は谷尻さんの本をお読みください。

谷尻誠さんの本、CHANGE

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独自の建築哲学でここ数年注目されている谷尻さんの、バックボーンを知りたいと思いこの本を読んでみて、自分を振り返ってみました。

年代もほぼ一緒で、あの頃はバブル崩壊後に就職活動期を迎えた我々に共通してあったモラトリアム期で、本当にやりたい仕事も見つからないし、就職しないと将来が不安という価値観の時代でした。

現時点で、谷尻さんとはクリエイターとして、比較になりませんが、私自身も20代は不便の連続でした。

20代、新聞販売店・居酒屋で働きながらクリエイターの道を目指す

クリエイターやデザイナーの中で
新聞販売店で3年もの間住み込みで働いた人間はごく少数でしょう。

2年間は岡崎市の中日新聞販売店で社員として2年間配達・区域管理・集金・営業を行いました。この時は販売店の3階が寮になっていて、朝・夕の食事付き。20歳から22歳まで勤めました。


それまで付き合ってきた地元の同級生や友人たちと、わざと離れるようにして(もちろん生活リズムが逆転したので会えない)これからどうやって自分の人生を立て直して生きて行こうか考えていました。
本を読み、映画を観、かなり年上の先輩から色々な話を聞きました。新聞販売店にはいろんな人がいます。転職・転職で最後に辿り着くのが、その当時は新聞販売店かパチンコ店という時代でした。色々我慢をすれば給料はそれなりに良かったからです。


元、商社マンや証券マン、大手で勤めた経験があったり、個人的には最終的に新聞販売店に辿りついた人たちの話を聞くのが好きでした。人生は奥深く、小説より奇なりで、ドラマのように思うようにいかず、泥臭いのが人生だと人生の先輩たちを見ていてそう感じていました。

新聞販売店では、自分の進路についてとことん考えた結果、途中から大学受験の勉強を初めて、大学に進学することに決めました。

ほとんど遊ぶことなく自分自身と向き合ってきた2年間で、知識と経験が貯まり、さらに250万円ほど貯金ができました。そこから予備校に通うことになりました。もちろん自分のお金です。1年間は名古屋の駿台予備校に通いましたが1年目受験は失敗しました。

その後、1年間は東京の読売新聞販売店で、新聞奨学生をしながら体育大学受験のための予備校、体育進学センターに通いました。

早朝3時起きで朝刊配達、9時に予備校に行き、勉強と実技、2時半に販売店に戻り夕刊配達。戻って夕食、そして次の日のチラシを組む。そんな生活を1年間続けました。

何が辛かったかと言えば、雨でも雪でも必ず自転車で280部必ず配達し終わらないと1日が始まらないこと。どんなことがあっても仕事をやり切る姿勢はこの頃身についたものです。
WEBのディレクターになってから、先輩や上司が案件を炎上させ、どうしようもなくなった炎上案件が私のところに集まるようになって「火消し・ストッパー」として消化した上に、顧客の信頼を獲得するという荒技ができるのも、仕事がWEBやクリエイティブに変わっただけで、仕事をやり切る姿勢は変わりません。


冬の凍える朝、氷雨が2枚重ねただけの軍手に噛み付いてくる。その時の冷たさ・痛さは今でも時々夢に見ます 笑。

ひどく不器用な20代を過ごす

人生を生きるのがひどく不器用な青年時代を過ごしました。

就職できず、大手居酒屋チェーン店で24歳から31歳まで働きました。その間に専門学校に通い就職活動を続けました。

さらには、デザイナーになったのが31歳。もはや人生の勝負がついてしまったのではないかと思えるほどのハンデを感じていました。

それらを、振り返ったときに、谷尻さんの言葉が響きました。大学に行っていないことも共通しています。

不便な20代を過ごしたことで人と違うアプローチやセンスや社会の見えかたが違うのではないかと思います。

変化が激しくなればなるほど過去の経験が活きてくる。 

トキガラデザインという屋号が決まったとき、これはいける!自分の人生とリンクするような確かな感じがありました。

不憫やハンデは乗り越えれば誰にも負けない力になる

みんなが当たり前だと思っている事柄を、私はほんの少し『それってホントにそうなの?』とか『そう思い込んでいるだけでは?』というやうに当たり前を疑う、疑い力が優れているのではないかと思うのです。

疑い力は『問いのデザイン』に繋がり、新しい視点や切り口を見つけ、新しい力を生み出すきっかけになります。

不便でハンデだと思った、泥水をすすってきた経験が今活きていると感じます。

ピンチはチャンスの裏返し。
無駄なものがひとつもないのが人生です。

不遇な環境を跳ね除けて、突き抜ける力、それが鍛えられたのが私です。

そのように変わったキャリアが、誰にも持てないクリエイターとしてのウリとなり、難易度の高い仕事の相談が増えています。

簡単な仕事はもちろんない。ですが『人生詰んだ』ところから、立ち直れたのですから、粘り強く原因を探り、行動・対処していくことで

課題解決につなげていく、諦めない姿勢はそのころから変わりません。

あの頃に比べたら圧倒的に幸せですよ。

これからがスタートです。まだまだ伸び盛りです。

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