こんにちは、トキガラデザインの稲石です。
今日のブログは少しイレギュラーな内容です。
突然ですが、clubhouseって知ってますか?あるいはやってますか?
最近はひと頃の流行りも落ち着き、今はやる人はやり、面白くなかった人は離れる。
そんな風に感じます。
・・・すいません。開いてみたものの私自身はあまり熱心にやっていません。
なぜかロゴを作ることに・・・
経緯としては、自らもスポーツマンで二人の野球少年を育てる兄が入っている
「こんな時間に野球🥎好きいますか?」というclubhouseのルームでの出来事が発端でした。
clubhouseのこのルームは
鶴田有哉さんが立ち上げたルームで、なんとこの方は若いながらにカンボジアにプロ野球を作るという夢を持って行動されている方なんです。
彼の行動力は凄くて、Youtubeのチャンネルで『令和の虎CHANNEL』をご存知でしょうか?昔やっていたマネーの虎のオマージュ的な番組と言っていいと思いますが、そこには今話題の竹之内社長も出演していて(なかなか厳しいご指摘をされている)、厳しい虎さん達にお金を出してもらう為にプレゼンをする番組内容です。
その番組に出演して、堂々と自分のプランや夢を話します。なかなかに厳しい内容なので、具体的なところは映像を見てもらえたらと思いますが、とにかくカンボジアでプロ野球の礎を作りたいという夢に向かって行動を起こしているんです。
鶴田さん出演のカンボジアでプロ野球の礎となるチームを作る!Youtubeはこちら↓↓
どんなロゴマークになったの?
私が関わった部分は、「こんな」という文字をモチーフにしたラフスケッチをいただき、それをロゴマークに仕上げるというもの。
プロですから通常であれば有償ということになるのですが、今回は状況が違います。
なんとなく兄にプッシュされて、作ってもいいかな~という感じでiPadでイメージを広げて、すぐにイラレで制作に入りました。
出来上がってきたロゴを兄に見せて、アイデアをもらいながら仕上げていくと写真のように造形的に特長のある「んな」を「こ」で挟むというアイデアが出てきました。「こ」には様々な意味が付与できるww。
「こ・これは・・・。」と思いました。すごく腑に落ちる瞬間がありました。
デザイナー兼コピーライターの私としては、ただロゴの造形をデザインするだけでなく、コンセプトや意図を策定するのも得意です。
元々、若い鶴田さんの野球への想いからスタートしたclubhouseルームに、野球好きの人が集まり、ルームが徐々に盛り上がって野球界で活躍されていたり、メジャーのスカウトだったり、元プロ野球選手だったり、学生野球や学童野球に関わる人が厚みを加えて野球好き仲間となっていきました。私には、野球好きの若者の夢をこれまた野球好きの先輩達がいい温度感で応援しているような構図に見えました。
そしてそれを「コ・クリエイション」という言葉に昇華させて、ロゴマークに意味付けしたのです。
なんだかプロっぽいこと言ってますよねww
コ・クリエイション(共創)。これらの経緯はまさしく野球好き達の共創なんだと。
誰かの想いが展開しながら、それぞれのアイデアやスキルを持ち寄って、形にしていく。それを元にコミュニケーションを深め、その活動範囲を広げていく。
私は、デザインとコンセプトメイクによって、意図せずにその共創の輪の中に組み込まれていった気がします。
なんだか、今風だなって。
そもそも、コ・クリエーションって?
コ・クリエーション(Co-Creation)とは、「共創」を意味するマーケティング用語です。英語で直訳すると「Co=共同の、相互の」、「Creation=創造」となります。多様な立場の人たちが、利害関係のあるステークホルダーと対話をしながら新しい価値を「共に」「創る」ことがコ・クリエーションの定義です。
Engagemate さんの記事からの引用です。
共創という無限の可能性
clubhouseのルームから生まれた「こんな」ロゴのグッズ。
それがみんなのアイコンとなり、共有し、拡散されていく、アイコニックデザイン。
このロゴ作成においては、スポーツをしているような身体性を伴ったクリエイティブができた気がする(沢木耕太郎っぽくいってみる)
一緒に汗をかいたこのロゴマークが、これからも誰かのアイコンになって関係性を作っていってくれるなら、デザイナー冥利に尽きる。
偶然このルームに集まった無関係の大人達が、夢を持つ野球大好き青年の夢を応援していくムーブメントが継続的に育っていったとしたら、そのこと自体に価値がある気がします。
いつものようにお金を頂いてデザインをするのももちろんいいですが、「何かの始まりが想い」からというのもこれからの動機のような気もするし、共創っていうものから生まれるすごいクリエイティブは、こんな感じで生まれていくのかも、と思える体験でした。
兄からお礼として、みんなで作ったステッカーのお裾分けをいただきました。
「こんな」制作もまた、いいね👍 今っぽくて。
紛れもなく、私も野球好きということですよね。
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