「天は自ら助くる者を助く」
今日のブログは、サミュエル・スマイルズのこんなキャッチーな言葉でスタートする。
短めにいきます。
20歳の頃、自己啓発に近い内容の本を結構読んでいた。怠けものの自分が夢に挫折し、見つけた再起の糸口が読書だった。
この時期、様々な本を読んだが自助論「天は自ら助くる者を助く」という一文ははっきりと覚えている。この本の内容を詳しく掘り下げたい訳ではない。
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コロナの影響で自分を変える
別の記事で、コロナの影響を受けた、と書いた。それによって昨年秋ごろから新しいサービス開発や仕事の流し方を大幅に見直した。
そして、自分自身の仕事への取り組みや人生に対する思い違いの内容にいたるまで。
今までは、仕事の規模感があったこともあり、プロジェクトチームを組んで外注に頼って仕事を回していた。それはいつからかというと、トキガラデザインの初期はデザイナーのパートナーがいたので、必然的にブランディングの仕事もWEBの仕事も分業で進めていた。
その時のスタイルが残っていたのだ。
コロナの影響を受けて、外部への業務委託のコストを見直すことにした。いや、必然的に見直さざるをえなかったのだ。
見直した結果、冒頭の「天は自ら助くる者を助く」という言葉を思い出す。
うだうだ悩んでないで、まずは自分の手の届く範囲のことに集中しよう。奇跡が起こるのを待つのではなく、自分の手を動かせ!と。
こうしなければならない、なんてことはないのだ
行動を制限するのはいつだって自分の思考の問題だ。
こうしなければならない、とは自分で勝手にそう思っているだけ、そういうケースが結構あるのではないだろうか。
人間は不測の事態を想定して、常に余裕を用意している生き物だと、勝手に思っている。
追い詰められないと必死にならない。
なりふり構わず行動するには、追い詰められるという状況が必要だ。
いざ、自分が追い詰められてみると、援軍は誰もいないのだ。
自分でやるしかない。自分の後ろには誰もいないのだ。
事業を経営するとはそういうこと。
20歳の頃に読んだ自助論を、行動した結果、思い出すことになる。
自分でがんばれば、天が味方をしてくれる、とか神風が吹く、とか非科学的なことを信じたい訳でも言いたい訳でもない。
道を切り開くのは、いつだって自分自身の労力と意識と行動なのだ。心ある人のアドバイスやサポートはもちろんあるが、結局のところ自分自身なのだ。
サミュエル・スマイルズの自助論は、有名人を事例であげているが、結局のところ自分で考え・自分で汗をかき、自分の手を動かすことでしか、道は開けないのだということを分からせてくれる。
20歳の頃は、そういう本質的なことは理解していなかった。自分自身が目の前の試練に対して向き合い、乗り越え、自分を変化させていったから、状況が変わったに過ぎない。
結局のところ。
希望的観測で計画を立てても、自分ごとにはならない。どこかで好転することを待っているだけだ。
事態を変えたいのなら、まずは自分の手の及ぶ範囲を改善し、必死で行動すること。
そこで結果をだしながら、モチベーションを継続させ、次のチャンスをつかんでいく。
その頃には少しづつ自信のようなものをつかんで来るので、そうしたらその流れを加速させるのだ。
自助論とは、本を読むことが目的ではなく、とにかく自分で必死に考え、現状を冷静に分析し、得意なものに集中して、行動を続けること。それに尽きる。
つまり、自分の人生は自分でなんとかするより他ないのだ。
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