2024年3月6日(水)という1日が、ずっと後から振り返った時に、デザイナーの私にとって非常に大きな1日になるのではないか、そんな感触がありました。
事業の目的の一つ、中部地区(愛知・岐阜・三重・石川・富山)でデザイン経営を推進していくためのデザインプロデューサーも育成すること。
これによって私もデザインプロデューサーとして名乗りながら、活動していく一歩目の機会になりました。
2024年3月6日(水)
3/6(水)中部経済産業局主催 株)SASI 運営のデザイン経営事業 発表会に登壇してきました。
会場は、元々は小学校だった「なごのキャンパス体育館」で行われ、ノスタルジックな雰囲気の中、ちょっと変わった成果報告会となりました。
◆事業成果発表会~そこで得たもの
半年に渡って、株式会社SASIさん伴走のもと、アイデンテイティ型デザイン経営の実践を経験しました。
事業者個人と会社、それぞれのアイデンティティを抽出する、エッセンシャルヒアリングの習得が難しかったこと、抽出したアイデンティティを軸に、
出てきたアイデアをコンセプト化し、狙っていく市場を決めたり、新しいビジネスモデルを模索したりしながら、叶える最終ビジョンを設定し、そこに向かう新規事業と既存事業がぐるぐる渦巻く様な流れを設計すること、
それが今回身につけたデザイン経営の手法でした。
特に、事業化していくための道筋をつけたり、プロダクト開発やブランディング、経営やリソース・情報発信との結び付けの部分が学べたことは大きかったと思います。
自分の事業へもインストールしていける資産となりました。
アイデンティティ型デザイン経営には人材育成・人格形成が大事
この図の①,②ように、人格形成を経由しつつ文化醸成や価値創造がなされていく。
文化醸成がブランディング、価値創造がイノベーションだとすると、人格形成や人材育成がデザイン経営の核になる。さらにそこの軸が経営者と会社のアイデンティティに該当する、そういう考え方です。
これからの動き方
アイデンテイティ型デザイン経営を中部地区にインストールしていくために公的機関・中小企業(アトツギ含む)・デザイナー/クリエイターの3者に広げていく必要があり、今回はデザインプロデューサーも育成するというプログラム内容でした。
今後はデザイン経営推進の中部地区のフロントランナーになっていけるように公的機関・中小企業・デザイナーを繫ぐハブの役割を担っていくことになる、身の引き締まるような経験でした。
これで終わりじゃなく、ここからが始まりなのだ。そういう何かが始まるような期待と空気が継続していくといいなと思いました。
まさにそういう状況を作るところからデザイナーが入っていくのがいいと思います。
名刺交換の際には、金融機関の方が複数参加されていて、デザイン経営をどうやって浸透すればいいのか?について苦慮されていました。
その辺りのインストールも今後の課題になっていき、そういう理解が深まるようなセミナーなどをこれからは行っていきたいと思います。
大阪から錦城護謨株式会社の太田泰造さんとも懇親会でお話しさせていただき、デザイン経営の導入事例のお話しや伴走者としてのデザイナーがこれからは必要かもみたいな話をさせていただきました。
デザイン経営とは、自分の人生をデザインしていくこと
自分の人生をデザインしていくこと
デザイン経営に取り組むことの中に人材育成・人格形成というのを軸に考えています。それがあってこそのブランディングやイノベーションということです。
デザイン経営に取り組むことで、人も変わり会社も変わっていく、そんな期待が持てました。
私自身は、2年前のDXDキャンプを受講し、学んだことが確かに今につながっています。
特に講師の方と運営責任者の方に実施していただいた、メンタリングセッションによって、その後の歩みとアクションが明確になった所が大きいと思っています。
・広義のデザインを使って何をするか?
・課題に対してファシリテートしながらどう関わっていくか?
・そして、デザイン思考を活用したり、デザインに関わりながら自分の人生を理想の状態にいかに近づけるか?
そういう広い視点を得られたことや、切磋琢磨できる仲間とのコミュニティが継続していく楽しさがあって、私にとっては大きなターニングポイントになりました。
DXDキャンプとは?
※これからをひっぱる高度デザイン人材育成スクール。専門スキルを持ったデザイン人材の学びほぐしを行える場所。
◆DXDキャンプ / 現在はフィールドワークでお手伝いをさせていただいています!!
自分自身のビジョンもまた、明確に定まった気がします。
これからも楽しく頑張ります!
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