DXDキャンプ「高度デザインDX人材になるための実践プログラム」レクチャー過程終了!トリニティ株式会社様が運営されている、高度デザインDX人材を育成するための研修プログラム「DXDキャンプ」ウインターキャンプのカリキュラムを終了しました。
◆DXDキャンプとは?
本プログラムは、これまでトリニティが培ってきた「デザイン思考」や「デザイン経営」への経験、そして人と企業のネットワークを活かし、エンジニアやデザイナーなど専門性を持つプロフェッショナルに向けて、企業・社会の変革場面で求められる“広義の”「デザイン」力をトレーニングする機会を提供するものです。
「DXDキャンプ」は、デザイナー、エンジニア、開発者をはじめ、さまざまな専門領域を持つプロフェッショナルが、ビジネスや社会を変革する広義の「デザイン」力をインストールし、自らの役割や活躍領域を広げていくための実践プログラムです。
©️トリニティ株式会社
DXDキャンプのHPです。ご興味のある方はこちらからどうぞ。
◆事業として安定してきたものの、その先への渇望
キャンプを受ける前の自分自身の課題がありました。それは、独立して6年目に入ったことと、コロナ禍で大きな変化を余儀なくされたことです。
とにかく昨年の一年間はよく考えました。仕事をセーブし、ゆとりのある時間の中で、多くのインプットとアウトプットを行いました。
Youtubeチャンネルを開設して、いろいろ語ったり、デザイン塾を開講して、講義を行なったり、ECサイトの製作も行なって来ました。
これまで事業を運営する中で、お客様に求められることや、既存のお客様にご提案する中で、新しい仕事は生まれて来ました。
求められ、それにお応えし、デザインの仕事で糧を得て生活を営んでいる。好きな仕事ができて、おしゃれなオフィスも借りられて、不満はありません。
ですが、それでもなお、という気持ちが湧き上がってくることも否定できませんでした。
デザイナーを志した15年前、同学年より10年遅れてクリエイティブ業界に入り、学歴も職歴も実績もない大逆風の中で、不可能を可能にするために人の3倍努力し、時間をかけ、生き残り歩んできた私のデザイン道。
常に足りないものを補うことを求められて来て、負荷がかかっている状態が常。
そこで浮かんできた「渇望」という言葉。ただ、何に渇望しているのかの解像度が低い。
「俺は何に渇望しているのか?」「一体何に・・・。」
安定していて、不安はないが、刺激も、越えられない壁が現れて無力さに狼狽する場面もない、
そしてそれを乗り越えた時の充足感や達成感もないし大きな成長も成功もない。
いわゆるコンフォートゾーンと呼ばれる「快適な空間」にいる状態。
少しづつ気づき始めていたのかもしれない。
快適な場所にいたのでは決して得られない、達成感や充足感や成功を望んでいることを。
さらに言えば、その目標に向かってチャレンジしている瞬間にこそ、それらが潜んでいることを。
つまるところ、DXDキャンプに参加した動機は、もっと高い山に登りたくなったということかもしれない。
危険や困難が待ち受けているけれど、その先にある冒険や頂上に到達した時の達成感や絶景の景色をこの目で見たい、という欲求。
そのためには、新しい装備や山を登る体力、これまで以上に難易度の高いクライミングをするための技術が必要になってくる。
そういうものを必要としていたと思います。
新しい山に登るために必要なものを絞ると、以下の3点になります。
1.どんな山に登るか
2.登り切るための装備や体力をどうやって身につけるか
3.どうやって登るかという戦略(メンターや人脈の構築)
次のチャレンジに必要なものをDXDキャンプの中に見出したかったというのがありました。それにより自分はチャレンジを「渇望」していたのだと気づくことができました。渇望や成し遂げたいという欲求があることが嬉しかったのです。
3ヶ月間のウインターキャンプ期間を終えて
4-5月に行われる実際の支援企業での実践研修「フィールドワーク」が残っていますが、DXDキャンプに参加する中で、成長し考えに至ったことを以下の7つの項目でまとめてみました。
人がブレークスルーやスケールしていく「変化点」があるとすれば、今回の自分の場合は以下の7つの項目がその変化のきっかけになると思います。
①・想いを言葉にしてみること(冷めないことの大切さ)
これが一番大事なことじゃないのか、そう思います。
そこからスタートするのではないのか、と。
②・仕事に何を求めているのか?
独立して5年経過し、コロナ禍を過ごす中で、自分にとっての仕事とは?
社会課題解決や人の役に立つこと+自己表現(自分を出すという意味ではなく、難しい局面も人との対話でクリアしていくこと)それがまた評価を受けて次につながること。
③・新しい人と出会うこと
自発的な発展ができない時は人に会うといい。それがオンラインであっても経験や実績が豊富な方々と触れ合うことで刺激をもらい、変化の兆しが見える。その時に尊敬できる方々に出会えると、自分の人生が再び輝き出す。
④・情熱の火を燃やすこと
何のために、誰のために、という自問の基本から、自分が達成したい目標を書き出してみる。
「ありたい姿」を言語化する過程で、気持ちや頭の中を整理する。
メンターと対話する中で、解像度を上げていく。
⑤・足りないことやものを明文化し意識すること
知識・視点・スキル・人脈など、目を背けていた様なことに触れてみる。
知らないことや経験したことがないことが多く、一瞬愕然とするがそこからがスタートになる。
まずは現時点を認めること。
⑥・アクションを起こすこと
・これまでの経験や実績をHPやPDFやペーパーにまとめて、ポートフォリオとして用意する。
・人に会い、語り、価値をプレゼンする。
・自分自身という人間を見てもらう。
⑦トキガラデザイン(稲石)の今後
ゴールはないかもしれないが、安住していては進化も変化もない。
更なる進化と成長のための旅に出る。
これまで積み重ねてきたものを捨てるのではなく、軸として大事に守りながらピボット運動的にチャレンジすること。
職業人として積み上げてきた「武器」をさらに増やし、磨き続けながら、活躍の場を開拓するための冒険の旅に出る。
まとめ「新しい地図」を手に入れる
DXDキャンプはデザイン経営を推進していくために、今後世の中に必要とされる「高度デザイン人材」を育成していくという目的があります。
そういう人材になっていくという方向性の中で、私自身が感じていた壁を突破することや、現状維持で物足りなさみたいなものを突破し、新しい体験や経験を獲得していけるのではないかと感じました。
このキャンプのプログラムによって、期待した以上のものが学べたと思います。
これまで出会うことのなかった、違う業種や違う環境にいるデザイナーの方々との出会いも新鮮でした。もちろんこれからもこの交流は続きます。
新しい冒険の旅に必要なもののリストが作成できたと思います。少し気取って言えば「新しい地図」が手に入ったのです。
※グローバルトレンドや知的財産についての知識や内容は、参加しなければ得られなかった最たるものです。
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